

京都でグループホームを運営してきた経営者の方から、
「もう後を継ぐ人がいない」「職員の確保が難しい」「建物の老朽化も進んでいる」──
そんな声を聞く機会が増えています。
小規模で温かい介護を続けてきた事業者ほど、「自分が辞めたら入居者はどうなるのか」という思いが強く、
廃業を簡単に決められないのが現実です。
グループホームの廃業は、単に経営をやめるという話ではありません。
そこに暮らす入居者、働く職員、関わってきた家族や地域との関係を一度に手放すことを意味します。
移転や再入所の調整には時間も手間もかかり、職員の再雇用も簡単ではありません。
そして何より、「安心して暮らしてきた場所がなくなる」という不安が、入居者や家族に大きな影響を与えます。
経営者にとっても、長年の努力の結果が“ゼロに戻る”ような感覚が残ります。
だからこそ、廃業以外の選択──つまりM&Aによる事業の引き継ぎが注目されるようになっています。
M&Aと聞くと「大きな会社の話」と思われがちですが、
実際には京都府内でも、職員10名前後・入居定員9名といった小規模なグループホームの承継が増えています。
経営権を譲るだけで、施設名・職員・入居者はそのままというケースも少なくありません。
つまり、経営者がバトンを渡すことで、
ホームそのものは“地域の居場所”として生き続けることができるのです。
グループホームのM&Aでは、次のようなタイプの買い手が多く見られます。
デイサービスや小規模多機能などを運営しており、地域包括ケアの拠点を増やしたい法人。
既存スタッフを活かしながら、運営ノウハウを共有できます。
グループホームを在宅医療や認知症支援の一環として位置づけたい法人。
看護・医療連携が強化され、入居者にとっても安心が増します。
建設・不動産・ホテル業などが、地域福祉への参入を目的に引き継ぐこともあります。
現場経験が少ない分、既存スタッフの知識と人柄が重視されます。
グループホームの価値は、収益よりも現場の安定感と人のつながりで決まります。
つまり、買い手が見ているのは次のような点です。
これらが整っていれば、赤字でも「残す価値がある事業」として評価されることが多いです。
グループホームのM&Aで最も気をつけたいのは、職員への伝え方です。
不安を広げないためにも、告知は最終契約が正式に決まってからが理想です。
その時に経営者の口から、
「雇用は続く」「待遇は変わらない」「入居者への影響はない」
──この三つを落ち着いて伝えてください。
職員は、経営者が最後まで責任をもって動いたことを知るだけで安心します。
グループホームは、地域の人々にとって“身近な安心”の象徴です。
その灯を絶やさず次につなぐことは、経営者としての責任であり、優しさの形でもあります。
M&Aは、事業を終わらせるための手段ではなく、人と地域を守るための選択です。
もし今、廃業を考えているなら──
「引き継ぐ」という道も、静かに視野に入れてみてください。
残したいものは、きっとまだここにあります。
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