

コロナ禍以降、フィットネスジム業界は再編が加速しています。
京都でも「個人経営のジム」や「小規模スタジオ」が減少傾向にあり、
後継者不在による廃業が目立つようになりました。
しかし、ここ数年はM&Aによって事業を引き継ぐケースも増えています。
本記事では、京都の現場感を踏まえながら「廃業」と「M&A」の違い、
そして経営者が今から備えるべき実務ポイントを整理します。
この記事でわかること
・京都のフィットネス業界で進む廃業の現実
・廃業とM&Aの実務的な違い
・経営者が早めに準備すべき3つの視点
全国的にフィットネス施設の数はピークアウトしており、
帝国データバンクによると2024年の休廃業・解散件数は過去最高を更新。
京都でも、月会費モデルの伸び悩みや人件費上昇により、
「黒字でも撤退する」ケースが増えています。
廃業理由の上位
・後継者不在(家族が引き継がない)
・トレーナーの確保が困難
・家賃・光熱費の上昇
・会員減少や大手チェーンとの競合激化
特に「パーソナルジム」「24時間型ジム」では参入競争が激しく、
中小事業者が規模拡大できずに撤退する事例も増えています。
どちらも経営の出口戦略と言えますが、結果は大きく異なります。
| 項目 | 廃業 | M&A |
|---|---|---|
| 目的 | 事業の終了・清算 | 事業の継続・承継 |
| 従業員 | 退職手続き、再就職支援 | 雇用継続 |
| 会員 | 契約終了 | 引継ぎによりサービス継続可 |
| 設備・不動産 | 処分・解約・原状回復が必要 | そのまま使用可能 |
| 経営者の収益 | 清算費用・違約金が発生 | 譲渡対価を得られる |
ジム経営は「設備・人・顧客」が一体になったモデル。
廃業すれば会員との関係やスタッフの雇用が途切れますが、
M&Aであればトレーナーや会員を含めて“店舗ごと引き継ぐ”ことが可能です。
買い手側にとって、既存のジムを引き継ぐことには大きな利点があります。
買い手企業が注目するポイント
・経験豊富なトレーナー
・固定会員が一定数いる(退会率が低い)
・好立地でテナント契約が安定している
・SNSや口コミでの地域ブランドが確立している
特に京都では、介護・リハビリ事業者が“高齢者向け運動拠点”として買収する例も見られます。
また、異業種(美容・整骨・飲食)がジムを新規ブランドとして引き継ぐ動きも増加中です。
① 会員データと継続率の整理
「どんな会員が、どの期間通っているか」を可視化しておくこと。
会員の属性と継続率は、M&Aで最も評価される指標の一つです。
② テナント契約の確認
賃貸借契約の更新期間・原状回復条件を早めに確認しておくと、
買い手との交渉がスムーズに進みます。
③ いつでも譲渡できる体制を整えておく
業績が安定している企業ほど評価が高まります。
「売る準備」ではなく、常に売上向上と利益率の改善を意識する経営こそが、結果的に最高の出口戦略になります。
京都のフィットネスジム市場は成熟期に入り、
今後は「残る店舗」と「閉める店舗」が二極化します。
設備が稼働し、会員がいるうちに次の経営者へバトンを渡すことで、
あなたのジムの価値は次世代へ残せます。
廃業を考える前に、「まだできる選択」を一度整理してみませんか。
お問い合わせフォームの「お名前」欄は仮名でも構いません。
無理な営業はいたしません。まずは、事業を残すための第一歩を一緒に整理してみませんか。
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