相談事例
2025年11月06日
後継者不在の京都のペットサロン・ペットホテル経営者が理解すべき、M&Aで想定される買い手候補

京都のペットサロン・ペットホテル経営者へ──「お店は誰に引き継げるのか」
京都市近辺でペットサロン・ペットホテルを経営されている方から、近年「後継者がいない」「長年のお客様に迷惑をかけたくない」という声をよく耳にします。
そんな経営者の間で注目されているのが、
M&A(事業の譲渡・承継)です。
ここでは、
京都のペット関連事業で実際に想定される“買い手候補”を、水平統合と垂直統合の2つの観点から整理し、どのような承継が現実的なのかを解説します。
【この記事でわかること】
・ペット業界で進む水平統合・垂直統合
・京都で想定される具体的な買い手像
・買い手が重視する評価ポイントと準備のコツ
水平統合とは──同業のネットワークで“効率”を高める動き
ペットサロン・ペットホテルのM&Aで最も多いのが、
同業による水平統合です。
京都では、大阪や神戸で複数店舗を展開するサロン企業が、
京都エリア進出を目的に買収するケースが増えています。
- 広告・予約システム・仕入れの一本化によるコスト削減
- スタッフ教育・人材育成の共通化で運営効率を改善
- 屋号・価格・接客スタイルを維持したまま地域ブランドを継続
たとえば、京都市内のトリミングサロンが関西の多店舗運営会社に譲渡した事例では、予約アプリと在庫管理システムを統合したことで、年間約15%のコスト削減に成功。
スタッフも全員継続雇用され、顧客離れはほとんど発生しませんでした。
垂直統合とは──異業種との連携で“価値”を広げる動き
もうひとつの流れが、
垂直統合です。
これは、動物病院やトリミングスクール、ペット用品メーカーなどが、
サービスの幅を広げるためにサロン・ホテルを買収する形です。
- 医療+美容+宿泊の“一体型拠点”を構築
- トリマー育成スクールを併設し、人材を内製化
- EC販売やケア商品の開発で付加価値を拡大
ペットホテルが動物病院グループに承継された事例では、術後ケア用の短期宿泊を新設し、単価・稼働率ともに上昇。
従業員の給与体系も安定し、働きやすさが向上しました。
水平統合と垂直統合の比較
| 観点 | 水平統合(同業) | 垂直統合(関連業種) |
|---|
| 目的 | 店舗数・地域拡大 | サービス拡張・付加価値向上 |
| 買い手の主な狙い | コスト・人材・集客の統合 | 顧客LTVの最大化 |
| 継続する要素 | 屋号・スタッフ・料金体系 | 接客スタイル・ブランドイメージ |
| 変わりやすい要素 | 広告・システム・予約管理 | メニュー構成・医療連携 |
京都で想定される主な買い手候補
① 関西圏で多店舗展開するペットサロン・ホテル運営企業
→ 水平統合型。京都進出を目的に、地域ブランドを尊重しつつ拠点を拡大。
② 動物病院・トリミングスクール・ペット用品メーカーなど
→ 垂直統合型。顧客の一生涯サポートを目指し、美容・医療・教育を一体化。
③ 独立希望の個人トリマー・少人数チーム
→ 地域密着型。既存顧客と評判を引き継ぎ、リスクを抑えて独立開業。
買い手が注目する評価ポイント
- リピート率:70%以上が理想。固定客が多いほど評価が高い。
- レビュー評価:Google口コミ平均4.3以上が目安。誠実な返信対応も評価対象。
- スタッフ構成:有資格者比率・離職率の低さ・店長候補の存在。
- 顧客データ:リピート率・顧客名簿の管理体制。
買い手は財務数値といった定量面の他、定性的な経営資産も重視します。
売上等の数値の他、
顧客基盤や、顧客からの評価を裏付けるデータも重要です。
“廃業”ではなく“承継”という考え方を
ペットサロン・ホテルのM&Aは、
事業を残すための選択肢です。
廃業ではなく、「信頼関係を次につなぐ」承継。
特に京都のように地域密着度が高い市場では、
早めの準備こそが最良の出口戦略につながります。
経営が安定しているうちに、どんな買い手が自社に合うのかを整理しておくことが大切です。
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