

近年、京都をはじめ全国の日本語学校が「留学生の減少」「人件費の上昇」「校舎維持コストの増大」といった課題に直面しています。さらに追い打ちをかけているのが、経営者の高齢化と後継者不在という現実です。
「学んでくれている生徒は卒業まで見届けたい」「講師やスタッフの雇用を守りたい」──そう考えながらも、自分の代で終わらせるかどうか悩む校長先生が増えています。そんな中、“M&Aによる承継”という事例が増えているのも事実です。
M&Aというと「企業の売買」というイメージを持たれる方も多いですが、教育分野でも事例は増えいています。特に日本語学校の場合、以下のような目的での譲渡が増えています。
つまり、M&Aは単なる“売却”ではなく、学校という教育インフラを守るための選択肢として捉えられるようになっているのです。
たとえば、ある語学教育グループは、日本語学校を運営する企業を買収し、教育ノウハウと人材をグループ内で共有することで、授業の質の向上と経営基盤の強化を実現しました。買収後も校舎・講師陣・学生体制をそのまま維持し、既存スタッフの雇用を守りながら運営を継続しています。
また、地方都市の日本語学校では、設立10年目・学生数150名規模の学校が、経営者の高齢化を理由に事業を譲渡。買い手は教育事業に新規参入を検討していた企業で、トップ面談から約3か月でM&Aが成立しました。譲渡後も講師と留学生が変わらず在籍し、学校としての文化と信頼がそのまま引き継がれています。
このように、適切なマッチングができれば、「教育の理念」と「事業の継続」を両立させる承継は十分に実現可能です。
日本語学校のM&Aでは、単なる財務数値の他、次の点が重視されます。
| 評価ポイント | 具体的な内容 |
|---|---|
| 許認可・告示校の状態 | 文化庁・入管庁の認可状況、定員充足率 |
| 生徒構成と国籍バランス | 特定国依存が強すぎないか |
| 教職員体制 | 専任教員・事務スタッフの定着度 |
| 立地・通学アクセス | 駅近・都市圏での集客力 |
| 収益性・家賃負担 | 生徒数の安定性と固定費比率 |
これらを整理しておくことで、買い手から見た「安心できる学校」として評価されやすくなります。
ポイント:日本語学校のM&Aは、許認可や在留資格の扱いなど、一般の企業譲渡よりも確認事項が多くなります。
そのため、教育分野の制度にも理解のあるM&A専門家に早めに相談しておくことが、スムーズな承継の第一歩です。
長年にわたり築いてきた日本語学校を、単に閉じるのではなく、誰かに引き継いでもらうことで「学びの場」次世代につなげることができます。これは経営者にとっても、講師・留学生にとっても大きな価値です。
M&Aは難しい言葉に聞こえますが、実際には“学校を残すための現実的な手段”でもあります。まずは一度、専門家と一緒に「譲渡できる状態なのか」を整理してみてはいかがでしょうか。
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