M&A・事業承継の相談事例|京都

電話番号電話番号
メールでお問い合わせメールでお問い合わせ
トップ報酬体系M&Aの流れ成約実績相談事例お客様の声会社案内お問い合わせ
小規模M&A|京都のM&Aつなぐパートナーズ小規模M&A|京都のM&Aつなぐパートナーズ

相談事例

2026年01月29日

京都の建材卸業の経営者が知っておくべき、小規模M&Aの売却価格の決め方と相場

京都府内で建材卸業(木材、住設、内外装材、金物等)を経営されるオーナー様にとって、後継者不在による出口戦略は、長年築き上げた「工務店とのネットワーク」と「配送インフラ」、さらに従業員の雇用を守るための極めて重要な決断です。



長年培った「特定メーカーの代理店権」「地域密着の物流機能」を正当な対価として受け取る「小規模M&A」の最新相場と査定ロジックを解説します。




【スマホで30秒:この記事の結論】



  • 売却相場:「時価純資産 + 利益の2〜4年分」。不動産(倉庫)価値が影響。

  • 評価の鍵:一次代理店権の有無、配送網の効率性、売掛金の健全性。

  • 戦略的出口:廃業は在庫処分や解雇コストで赤字のリスク大。M&Aなら「商圏」を現金化できます。




1. 建材卸業の企業価値を算出する「実務ロジック」



建材卸業のM&A査定では、一般企業の計算式をベースにしつつも、卸売業特有の「在庫回転」と「売掛金の質」、そして「倉庫不動産の価値」をどう収益性に反映させるかがポイントになります。




(時価純資産) + (修正EBITDA × 2〜4年)




① 時価純資産の特定と「在庫・売掛金」の精査


卸売業において最も重要なのは、流動資産の健全性です。倉庫にある在庫の中に、数年以上動いていない「デッドストック」がないか。また、売掛金の中に回収困難な滞留債権が含まれていないか。これらを時価評価することで、真の純資産額を算出します。さらに、京都の主要幹線道路沿いやIC近くにある倉庫不動産は、不動産鑑定に基づき時価評価を行うことで、時価純資産額を大きく押し上げる要因となります。



② 修正EBITDA(実質利益)の特定


オーナー経営の場合、役員報酬の適正化はもちろんですが、建材卸業では「メーカーからのリベート(奨励金)」や「物流コスト(車両維持費・人件費)」を精査します。オーナーが自ら営業トップを兼任している場合、その業務を代替する人材を採用した際の実質的な利益を算出します。この修正後の利益が、営業権(のれん代)算出の基礎となります。





2. 譲渡価格を最大化する「営業権」の評価ポイント



買い手(広域展開を目指す大手商社、川上進出を狙うゼネコン、販路拡大を狙う住宅設備メーカー等)が、高くても買いたいと判断する資産を深掘りします。





3. 買収調査(DD)で問われる実務リスク



卸売業のM&Aで、最終局面において減額要因となりやすいポイントを解説します。




  1. 取引先(顧客)の集中リスク:特定の工務店1社への売上依存度が50%を超えるような場合、その1社の倒産や取引停止が会社に致命傷を与えるため、リスクプレミアムとして価格を下げられます。

  2. 在庫管理・棚卸の精度:帳簿上の在庫と実在庫が一致しているか。これが杜撰だと、経営管理体制そのものに疑義を持たれ、大幅な減額交渉を招きます。

  3. 労務管理(ドライバーの労働時間):2024年問題への対応状況。配送スタッフの長時間労働が改善されていない場合、将来の法的リスクとして重く見られます。



4. 具体的シミュレーション:京都の建材卸会社(売上3億円)




時価純資産:8,000万円
(現預金、倉庫不動産時価、健全な売掛金・在庫)


修正後の実質利益(EBITDA):2,500万円
(オーナー報酬調整、過度な車両費を修正後)


評価倍率:3.0倍
(強力なメーカー代理店権と配送体制を評価)


営業権評価:7,500万円




譲渡想定価格:1億5,500万円




廃業を選んだ場合、大量の在庫は「換金売り」で安値となり、倉庫の解体費用や従業員の退職金支払いで、手元の資産は急激に目減りします。M&Aであれば、これまでの商圏と信頼を「営業権」として正当に現金化し、リタイア後の生活資金を最大化することが可能です。物流と仕入れの重要性が高まっている今こそ、地場卸売業の価値は再評価されています。



5. 高値譲渡を実現するための準備



建材卸業のM&Aを成功させるためには、買い手が「この会社の配送網はすぐにでも活用できる」と確信できる状態を作ることが重要です。








京都の建材卸業
経営者様への実務相談


仕入れルートの価値や配送網の強みをロジカルに数値化し、貴社の「本当の価値」を引き出します。廃業を決める前に、まずは現在の市場価値を確認してください。



  • 不動産価値と代理店権を考慮した精緻な資産査定

  • メーカーや取引先に知られない、完全匿名での売却調査

  • 譲渡後の受注体制の承継と従業員の雇用を守るスキーム提案


https://tsunagupartners.com/contact.php





卸売業M&Aの出口戦略を深掘りする関連記事




① 京都の建材卸業の経営者が理解すべき、会社売却の流れやメリット


https://tsunagupartners.com/blog_detail.php?id=178





② 後継者不在の京都の建材卸業の経営者が理解すべき、M&Aで想定される買い手候補


https://tsunagupartners.com/blog_detail.php?id=243





③ 後継者不在の京都の建材卸業の経営者が理解すべき廃業とM&Aの違いとそのポイント


https://tsunagupartners.com/blog_detail.php?id=290



主な取扱い業務主な取扱い業務
M&A仲介M&A仲介
事業承継事業承継
会社売却会社売却
親族承継親族承継
従業員承継・役員承継従業員承継・役員承継
補助金申請補助金申請
個人事業主のM&A・事業譲渡個人事業主のM&A・事業譲渡
業種ごとのM&A業種ごとのM&A
運送業のM&A運送業のM&A
介護業のM&A介護業のM&A
製造業のM&A製造業のM&A
建設業のM&A建設業のM&A
飲食店・飲食業のM&A飲食店・飲食業のM&A
ECサイト・通販業のM&AECサイト・通販業のM&A
士業のM&A士業のM&A
提携先をお探しの士業の方へ提携先をお探しの士業の方へ