
京都の工務店や建築現場へ、長年休むことなく建材を届けてきた経営者の皆様。
「後継者がいない」「体力も限界だし、在庫をさばいて店を畳むのが一番きれいな終わり方だ」──
そう考え、独りで店じまいの準備を始めてはいませんか。
しかし、あなたが守ってきたのは、単なる資材置き場ではありません。
京都の複雑な現場を知り尽くした配送の知恵、顔なじみの職人たちとの阿吽の呼吸、
そして大手には真似できない小回りの利く物流網です。
この記事では、建材卸業の経営者が直面する「廃業」の現実と、
商圏と信頼を次代へ繋ぐ「M&A(事業承継)」という選択肢について、
売り手オーナーの視点から整理します。
「在庫を売り切って、看板を下ろせば終わり」──
建材卸業において、この考えは現実的ではありません。
倉庫に眠る大量の建材。すべてが定価で売れるわけではありません。
型落ち品や端材の処分、広大な倉庫の原状回復には、
想像以上の費用と手間がかかります。
京都の狭い道や現場特性を知り尽くした配送スタッフ、
建材の特性を理解した営業担当。
廃業は、彼らの雇用だけでなく、地域に蓄積されたノウハウを失わせます。
「あそこの建材屋がなくなると困る」
これは京都の小規模工務店からよく聞く声です。
廃業は、あなたを支えてきた得意先のサプライチェーンを断絶させます。
廃業とは、「私財を投じて、自分を支えてくれたネットワークを自ら壊す行為」なのです。
一方で、M&A(事業承継)という道を選ぶと、景色は大きく変わります。
今、建材卸業界では「地域に深く根付いた地場企業」を求める買い手が増えています。
工務店や職人との信頼関係は、広告費では買えません。
数十年かけて築いた取引関係は、何億円もの価値を持つ営業資産です。
トラック、倉庫、配送スタッフが一体となって稼働している状態は、
規模拡大を狙う同業者にとって極めて魅力的です。
メーカー・商社との長年の信頼関係や有利な仕入条件は、
新規参入者には構築できない強力な参入障壁となります。
在庫の中身、売掛金の状況を整理しておくことが、
買い手の不安を減らし、適正な評価につながります。
「社長の顔でないと取引が続かない」状態はリスクです。
番頭や若手が前に出る体制を少しずつ整えておきましょう。
資料提出や返答の速さは、
「この会社は誠実だ」という評価に直結します。
会社を譲ることは、逃げではありません。
それは、得意先の仕事を止めず、従業員の雇用を守り、
オーナー自身も正当な対価を得るための、最も責任ある選択です。
廃業では、倉庫は空になり、関係は途切れます。
M&Aであれば、あなたの会社は新しい体制のもとで、
京都の街づくりを支え続けることができます。
「うちのような古い建材屋に価値はない」
そう決めつける必要はありません。
あなたが今日まで納品してきた資材が、
今の京都の街を形づくっています。
まずは、自社が第三者の目からどう見えるのか。
専門家と一緒に整理するところから始めてみませんか。
「すぐに売るつもりはない」
「廃業と承継、どちらが良いか知りたい」
そんな段階でのご相談がほとんどです。
無理な営業は一切いたしません。
廃業・継続・M&A、それぞれの選択肢を整理するだけでも構いません。
お問い合わせフォームの「お名前」欄は仮名でも構いません。
まずは、話を聞くだけで結構です。
一歩踏み出すことで、次に取るべき方向が見えてきます。
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