相談事例
2025年11月11日
京都の金属加工業経営者が理解すべき、会社売却の流れやメリット

京都の金属加工業経営者が理解すべき、会社売却の流れやメリット
京都の金属加工業では、熟練技術者の高齢化や人材不足、設備投資負担の増加を背景に、事業を売却して承継を図るケースが増えています。ここでは、会社売却の基本的な流れとメリットを整理します。
会社売却の基本的な流れ
- 専門家への相談
まずはM&A仲介会社や専門家に相談し、目的を整理します。何を優先してM&Aを進めるかを考えることが重要です。
- 企業価値の算定
売上・利益・保有設備・主要取引先・人材構成などをもとに企業価値を算出します。金属加工業では「加工精度」「得意分野」「安定的な顧客基盤」が評価の中心です。
- 買い手候補の選定
同業他社、その他加工事業者、商社、機械メーカーなどが買い手候補になります。近年は「内製化」を目的にした製造業グループの買収も増えています。
- 基本合意とデューデリジェンス
ある程度の売却条件の合意の上、買い手側による財務・法務・生産体制などの詳細調査が行われます。
- 最終契約・引継ぎ
譲渡契約を締結し、従業員・取引先・設備などを段階的に引き継ぎます。
売却の主なメリット
- ① 技術と雇用の承継
長年培った加工技術と人材を、同業の買い手が引き継ぐことで、取引関係と雇用を維持できます。
- ② 経営リスクの軽減
原材料価格や人件費など、経営リスクから解放され、引退・次のステージに進めます。
- ③ 売却益の確保
設備や事業の評価によって適正な売却益を得られ、老後資金や別事業への投資に活用できます。
- ④ 取引先の継続
主要顧客との取引が継続されることで、関係先に迷惑をかけずに事業を引き継げます。
注意点・リスク
- ① 契約条件の確認
売却後の経営協力(ロックアップ期間)や競業避止義務が設定される場合があります。
- ② 税金・費用の発生
譲渡所得税や仲介報酬が発生するため、手取り額を把握しておくことが大切です。
- ③ 成約までの期間
交渉や調査を含めると、半年~1年かかるのが一般的です。早めの準備が必要です。
売却を検討すべきタイミング
業績が安定し、主要取引先との関係が維持されている時期が最適です。
事業が下降してからでは評価額が下がってしまうため、黒字のうちに動くことが理想です。
京都における買い手の傾向
京都では、機械部品メーカーや金属加工グループが地域中小企業の買収を進めています。
特に、精密加工・試作開発・医療部品対応などの高付加価値技術を持つ企業が注目されています。
まとめ
会社売却は、単なる撤退ではなく、「技術と雇用を次世代に承継する選択」です。
M&Aは経営者にとって苦渋の決断である一方、取引先や従業員を守る最良の手段でもあります。
まずは、現状を整理し、信頼できる専門家に相談することから始めましょう。
事業承継で悩みを抱える経営者様へ。京都所在のつなぐパートナーズでは、中小企業診断士である代表が、秘密厳守、相談無料、完全成功報酬でご支援します。貴社に合った“出口戦略”を一緒に考えましょう。
無料相談はこちらから →
https://tsunagupartners.com/contact.php
※お問い合わせフォームの「お名前」欄は仮名でも構いません。
関連記事