
京都では、地域に根ざして家づくりを支えてきた工務店が次々と経営の節目を迎えています。
「息子は別の仕事に就いた」「大工が高齢化して現場が回らない」「取引先はあるが先が見えない」──そんな声が増えています。
住宅着工数の減少、資材費や人件費の上昇、職人不足が重なり、黒字であっても廃業を選ぶ経営者が増えているのが現実です。
しかし近年は、「取引先との関係や仕事を残したい」「従業員を守りたい」と考える経営者が、M&A(第三者承継)という道を選ぶケースも増えています。
2024年は、建設業全体で倒産件数が過去10年で最多水準となりました。
特に工務店・住宅建築業では、黒字倒産が急増しています。
主な要因は次の3つです。
「最後まで責任を持って仕事を終えたい」という職人気質の経営者ほど、赤字になる前に廃業を決断する傾向があります。
| 項目 | 廃業 | M&A(第三者承継) |
|---|---|---|
| 目的 | 事業の終了・清算 | 事業の継続・引継ぎ |
| 従業員 | 解雇や再就職支援が必要 | 雇用継続 |
| 取引先・顧客 | 契約終了 | 関係継続 |
| 設備・資格 | 処分・無効化される | そのまま承継される |
| 経営者の成果 | 資金負担が発生する場合あり | 譲渡対価を得られる可能性 |
廃業は出口戦略の一つの選択肢ですが、
M&Aは「取引先や従業員、下請け等の経営一体を次世代につなぐ」選択です。
京都でも、地場工務店を買い取り、地域ブランドを引き継ぐケースが増えています。
特に買い手企業(ハウスメーカー・リフォーム会社など)は、「施工できる体制」を高く評価します。
人手不足の時世、従業員や職人が確保できている企業は大きな強みと言えます。
M&Aでは「業績が安定しているうちに検討すること」が重要です。
業績に陰りが見え始めてからでは、買い手にとっての魅力が落ち、条件にも影響を及ぼします。
一方、業績が安定しているうちに動き出せば、事業を承継できる可能性が高まります。
これは工務店に限らず、あらゆる業種に共通します。
「早めの決断」が従業員の雇用、取引先との信頼関係を守ります。
工務店の廃業は、単に会社をたたむという意味ではありません。
それは、地域の技術・雇用・信頼を失うことにもつながります。
一方で、M&Aという手段を取れば、自分が築いた仕事を次の世代へ託すことができるのです。
「まだ黒字だけど、将来が不安」という今こそ、冷静に考えるタイミングです。
廃業か、MM&Aか──どちらにしても、“動けるうちに整理すること”が最善です。
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