
京都では、長年地域に愛されてきたラーメン店の閉店が相次いでいます。
「体力的に厳しい」「後を継ぐ人がいない」「原価が上がって利益が出ない」──そんな声を聞く機会が増えました。
帝国データバンクの調査によると、2024年のラーメン店の倒産は前年比約36%増。
さらに、個人経営の店舗まで含めると、3年以内に約7割が廃業しているというデータもあります。
つまり、黒字であっても、続けられなくなる店舗が増えているのが現実です。
しかし一方で、味やブランドを残す手段として、M&A(第三者承継)を選ぶ店主も増えています。
この記事では、「廃業」と「M&A」の違いを整理し、京都のラーメン経営者が今押さえておくべきポイントをまとめます。
ラーメン業界は新陳代謝が激しく、開業1年以内の閉店率が約4割、3年以内では7割とも言われます。
原因の多くは「人手不足」「原価高」「電気代上昇」「家賃負担」など。
価格を上げると客離れ、上げなければ売上確保できず──この板挟みが続いています。
また、人気が出た店ほど、店主が厨房に立ち続けなければ味が保てず、「経営者が抜けられない構造」になっているケースが多いのも特徴です。
結果として、一定の売上があっても「これ以上は続けられない」と廃業を選ぶ経営者が増えています。
| 項目 | 廃業 | M&A(第三者承継) |
|---|---|---|
| 目的 | 事業の終了・整理 | 事業の継続・引継ぎ |
| 従業員 | 解雇・再就職支援が必要 | 雇用維持 |
| 店舗・設備 | 原状回復・撤去費用が発生 | そのまま営業を引き継げる |
| 味・レシピ | 消滅 | 技術・レシピが承継される |
| 経営者の収益 | 原則なし(原状回復費用発生も) | 譲渡対価を得られる可能性 |
| 地域への影響 | “なじみの味”がなくなる | 地域の味を残せる |
廃業では、店主・従業員・取引先・常連客のすべてが無くなります。
一方、M&Aは「味」「ブランド」「店舗」を残したまま、次の経営者にバトンを渡せます。
京都でも、M&Aで、新たな買い手に引き継がれた事例が増えています。
多くの店主が「売上が確保できているうちは経営しよう」と考えますが、業績が低迷してからの検討では遅いのが実情です。
M&Aで評価されるのは、「味の再現性」「固定客の多さ」「定着したスタッフ」といった“現在の強み”です。
これらは、業績が安定しているからこそです。
実際、売上が維持できている状態で動いた店舗ほど、良い条件で譲渡できています。
業績が安定しているときこそ、M&Aを前向きに検討すべきタイミングです。
スープ・タレ・チャーシューなどの調理方法や仕込み工程をマニュアル化しておくと高く評価されます。
「職人技」より「再現できる味」が、承継では強みになります。
製麺機・ゆで釜・冷蔵設備などが稼働状態にあること、店舗の賃貸契約が継続できること。
これらの条件が整っている店舗は、買い手にとって魅力にうつります。
オーナーがいなくても店長や主力スタッフだけで店舗がまわるかどうかも重要な判断基準です。
盤石な店内オペレーションも強みになります。
廃業は、事業を整理するという「終わりの選択」。
M&Aは、これまで培った技術・味・人を「次世代につなぐ選択」です。
京都の町で愛されてきたラーメンの味を、次の世代に残すために。
まずは、今の状態を整理し、“事業が安定しているうちに”専門家へ相談してみてください。
それが、店主としての最良の“出口戦略”につながるはずです。
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