

「うちはたった4人の職人だけど、買い手なんてつくのか?」
──京都府南部のある電気工事会社の社長が、そんな不安を口にしたのは昨年のことでした。
事業は黒字、人も腕が良い。しかし後継者はいない。
「自分が現場に出なくなったら終わり」と感じながらも、長年のお得意先を思うと簡単には畳めない。
そんな小規模事業者の葛藤は、いま全国で共通しています。
結論から言えば、職人中心の電気工事会社でも、買い手は確実に存在します。
むしろ「小回りが利く」「現場が強い」「地域の信頼が厚い」会社ほど、M&A市場では注目されるのです。
ポイント: 技術者3〜5名規模でも、“現場力+許可+顧客基盤”の3要素が揃っていれば、
買い手は必ず見つかります。数字の規模よりも、人と信頼の資産こそが評価対象です。
この会社の社長は60代。創業以来、自ら現場に立ち続けてきました。
社員はベテラン職人3名、パート事務1名。
毎月の売上は安定し、地元のハウスメーカーや電設会社からの信頼も厚い。
ただ、「自分が倒れたら会社が止まる」という不安が常にあったといいます。
実はこのような規模の会社ほど、買い手の関心が高いのです。
理由はシンプルで、大手が手を出しにくい小規模案件こそ、
同業の中堅企業や若手経営者にとって“即戦力の拡張”になるからです。
この会社がM&Aでスムーズに譲渡できた背景には、3つの“無形資産”がありました。
買い手は同じ京都府内の中堅電気工事会社。
「京都市内の案件が増えており、人手と現場力を補強したい」という理由での買収でした。
結果、社長は引退後も顧問として3カ月だけ現場に同行し、円滑に引き継ぎを終えました。
近年、電気工事業界では「現場を任せられる人材」の確保が深刻な課題になっています。
買い手企業が本当に求めているのは、売上規模ではなく“確実に仕事を完了できるチーム”です。
特に京都のような地域密着市場では、職人の顔がブランドそのもの。
「誰が行くのか」で依頼が決まることも少なくありません。
この“人の信頼資産”こそ、小規模M&Aが成立する最大の理由です。
小規模事業者の社長は「うちみたいな規模じゃ売れない」と思いがちですが、
実際には黒字で職人が残っている会社ほど価値が高い。
むしろ、後継者不在の今だからこそ、相談を先送りせず動くことが重要です。
M&Aの準備といっても、最初は数字を出す必要はありません。
専門家と一緒に、
「どんな仕事をしているか」「どんな人が残るか」
という“現場の棚卸し”から始めるだけでも十分です。
電気工事業のM&Aでは、会社の大きさよりも“地域での信頼”が評価されます。
職人の顔、取引先との関係、誠実な仕事ぶり。
それらは数字に見えない資産であり、買い手が最も欲しがる部分です。
小さな会社でも、誇りを持って積み上げてきた現場力があるなら、
その価値を見つけてくれる相手は必ずいます。
廃業を決める前に、ぜひ一度、専門家へ相談してください。
「小規模でも売れるのか?」と悩んでいる方へ。
無理な営業は一切しません。現状を整理し、どんな選択肢があるかを一緒に考えます。
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