

「息子は別の仕事に就いており、会社を継ぐ予定はない」
「機械もまだ使えるが、職人が高齢で回らなくなってきた」──。
こうした声を、地域の印刷会社から聞くことが増えています。
印刷業は長年、地域の商工業や行政を支える重要な存在でした。
しかし、デジタル化・単価下落・人材不足という三重苦の中で、
経営者の高齢化とともに「後継者不在による廃業リスク」が急速に広がっています。
とはいえ、印刷業は「まだ価値がある業種」です。
取引先との信頼関係、地域密着の営業基盤、印刷機や製版データなど、
長年積み上げた資産は決して小さくありません。
だからこそ近年は、廃業ではなくM&Aによる承継を選ぶ経営者が増えています。
M&Aでは、「どんな会社が買ってくれるのか」が最大の関心事です。
印刷業の場合、買い手には大きく分けて2つのパターンがあります。
このように、買い手側の動機は「シナジー効果」にあります。
売り手が自社の強み(顧客・設備・人材)を明確にできれば、
買い手候補の幅は一気に広がります。
印刷業は「すぐに収益化できる基盤がある」点で評価されます。
特に地域の固定顧客が多く、リピート比率が高い会社ほど、
譲渡後の安定収益が見込めるため買い手の関心を集めやすいのです。
これらが揃っていれば、廃業ではなくM&Aで事業を残す価値が十分にあります。
初期段階では、秘密保持契約(NDA)を結んだうえで、
限られた範囲にのみ情報を開示します。
社内や取引先への通知は、クロージング直前が望ましいです。
また、譲渡後も一定期間残る「顧問型引継ぎ」は、
印刷業のような職人文化のある業種では有効です。
買い手の安心感が高まり、条件交渉も進めやすくなります。
廃業すれば、印刷機や在庫紙の処分費用、人件費の清算などが発生します。
一方、M&Aによって譲渡すれば、設備・顧客・人材をそのまま次世代へ引き継げるだけでなく、
経営者自身も譲渡益を得て安心して引退できます。
「会社を売る」ではなく、「想いをつなぐ」。
それが今、印刷業のM&Aに注目が集まる理由です。
「まだ決めていないけれど、方向性を整理したい」
「従業員や家族に知られずに話を聞きたい」
そんな段階でも問題ありません。
M&Aは“会社を手放す”話ではなく、“会社を残す”ための手段です。
専門家と一緒に、まずは現状を整理するところから始めてみませんか。
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