葬儀社を長年経営してきた。後継者はいない。体力的にもそろそろ限界を感じている。でも、地域のお客様のことを思うと簡単に閉めることもできない——そう感じているなら、廃業を決める前にこの記事を読んでください。
葬儀社はM&Aの対象になるか
なります。葬儀社は地域密着型のビジネスであり、長年培った地域の信頼・紹介ネットワーク・施設・設備に価値があります。特に近年、葬儀業界の再編が進んでおり、エリアを拡大したい葬儀会社や異業種からの参入を検討している事業者が、既存の葬儀社を買収するケースが増えています。
葬儀社がM&Aで評価される理由
①地域での信頼・紹介ネットワーク
葬儀社にとって最も重要な資産は、地域住民・寺院・病院・介護施設との長年の関係です。新規参入の葬儀会社がこうしたネットワークをゼロから構築するには、多くの年月が必要です。既存の葬儀社を買収することで、このネットワークをそのまま引き継げることが、買い手にとっての最大の価値になります。
②施設・設備の価値
葬儀式場・安置施設・霊柩車・備品類は、新規で揃えると大きな投資が必要です。既存施設を引き継げるM&Aは、買い手にとって初期コストを大幅に抑えられます。施設の状態・立地・設備の充実度が評価に直結します。
③安定した需要
葬儀の需要は景気に左右されません。高齢化が進む日本において、葬儀の件数は今後も一定水準が維持される見込みです。安定した収益基盤を持つ葬儀社は、買い手にとって魅力的な投資対象です。
④許認可・資格の引き継ぎ
葬儀業には特別な許認可は不要ですが、関連する古物商許可(遺品整理)や、社員が保有する葬祭ディレクターなどの資格は、引き継ぎの条件として交渉できます。
京都の葬儀社M&Aの特徴
京都は仏教文化・寺院との関係が深く、地域の葬儀社と寺院の関係は長年にわたるものが多いです。この地域特有のネットワークは、外部から参入する買い手にとって容易に構築できるものではなく、M&Aによって引き継ぐことに大きな価値があります。
また京都市内では高齢化が進んでおり、葬儀需要は安定しています。地域に根付いた葬儀社を買いたいと考える事業者は、全国に一定数存在します。
廃業との比較
廃業を選んだ場合、施設・設備の処分、スタッフの解雇、長年の取引先・寺院への挨拶回りなど、多くの負担が発生します。売却対価はゼロで、長年守ってきた地域とのつながりもそこで終わります。
M&Aを選んだ場合、施設・設備・ネットワークが評価されて売却対価を受け取れます。スタッフの雇用が守られ、地域のお客様への葬儀サービスも継続されます。「誰かに引き継いでもらえれば」と思っている経営者にとって、M&Aは廃業より多くのものが守れる選択肢です。
想定される買い手
葬儀社のM&Aでは、以下のような買い手が候補になります。エリア拡大を狙う同業の葬儀会社、葬儀周辺事業(遺品整理・石材店・仏具店)からの参入者、介護・医療系事業者(終活支援の一環)などです。全国チェーンの葬儀会社が地域の小規模葬儀社を買収するケースも増えています。
動くべきタイミング
葬儀社のM&Aで評価が高くなるのは、現場が安定して動いているときです。経営者が体調を崩してから動くと、運営が不安定になり買い手がつきにくくなります。「そろそろかな」と感じた段階で、まず話だけ聞いてみることをお勧めします。
相談料は無料です。廃業か売却かまだ決めていない段階でも構いません。
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まずはご相談ください
「売ると決めたわけではない」という段階でも構いません。会社がいくらになるのか、廃業と売却どちらが得なのか——そういった入口でも、お話をお聞きします。
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ご相談を、代表の吾郷が直接お受けします。


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